新規上場申請のための有価証券報告書
(Ⅰの部)
株式会社レノバ
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 1
2.沿革 ……… 4
3.事業の内容 ……… 6
4.関係会社の状況 ……… 16
5.従業員の状況 ……… 19
第2 事業の状況 ……… 20
1.業績等の概要 ……… 20
2.生産及び販売の状況 ……… 25
3.対処すべき課題 ……… 27
4.事業等のリスク ……… 31
5.経営上の重要な契約等 ……… 44
6.研究開発活動 ……… 46
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 47
第3 設備の状況 ……… 50
1.設備投資等の概要 ……… 50
2.主要な設備の状況 ……… 51
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 52
第4 提出会社の状況 ……… 53
1.株式等の状況 ……… 53
2.自己株式の取得等の状況 ……… 93
3.配当政策 ……… 93
4.株価の推移 ……… 93
5.役員の状況 ……… 94
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 98
第5 経理の状況 ……… 105
1.連結財務諸表等 ……… 106
(1)連結財務諸表 ……… 106
(2)その他 ……… 186
2.財務諸表等 ……… 187
(1)財務諸表 ……… 187
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 202
(3)その他 ……… 202
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 203
第7 提出会社の参考情報 ……… 205
1.提出会社の親会社等の情報 ……… 205
2.その他の参考情報 ……… 205
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 206
第三部 特別情報 ……… 207
第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 207
頁
第四部 株式公開情報 ……… 208
第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 208
第2 第三者割当等の概況 ……… 212
1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 212
2.取得者の概況 ……… 215
3.取得者の株式等の移動状況 ……… 222
第3 株主の状況 ……… 223
[監査報告書]
【表紙】
【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿
【提出日】 2017年1月20日
【会社名】 株式会社レノバ
【英訳名】 RENOVA,Inc.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長CEO 木南 陽介
【本店の所在の場所】 東京都千代田区大手町一丁目7番2号
【電話番号】 03-3516-6263
【事務連絡者氏名】 執行役員CFO 森 暁彦
【最寄りの連絡場所】 東京都千代田区大手町一丁目7番2号
【電話番号】 03-3516-6263
【事務連絡者氏名】 執行役員CFO 森 暁彦
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次 第16期 第17期
決算年月 2015年5月 2016年5月 売上高 (千円) 5,539,928 8,556,254 経常利益 (千円) 712,933 1,307,972 親会社株主に帰属する当期
純利益
(千円) 433,568 305,678 包括利益 (千円) 462,359 631,807 純資産額 (千円) 3,497,422 5,134,850 総資産額 (千円) 27,968,999 51,613,283 1株当たり純資産額 (円) 165.49 227.13 1株当たり当期純利益金額 (円) 26.78 18.87 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - -
自己資本比率 (%) 9.6 7.7 自己資本利益率 (%) 17.5 9.2
株価収益率 (倍) - -
営業活動によるキャッシ ュ・フロー
(千円) 288,964 3,935,625 投資活動によるキャッシ
ュ・フロー
(千円) △7,813,169 △8,405,732 財務活動によるキャッシ
ュ・フロー
(千円) 6,926,138 8,225,624 現金及び現金同等物の期末
残高
(千円) 1,555,571 5,243,640 従業員数
(人)
155 170 (外、平均臨時雇用者数) (68) (65)
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.2016年11月29日開催の取締役会決議により、2016年12月16日付で普通株式1株につき4株の株式分割を行 っておりますが、第16期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり 当期純利益金額を算定しております。
3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場で あり、期中平均株価が算定できないため記載しておりません。
4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
5.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(契約社員、パートタイマー、アルバイト、人材会社からの派 遣社員等契約期間の定めのある者を含む)は、年間の平均人数を( )外数で記載しております。 6.第16期及び第17期の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」
(1976年大蔵省令第28号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の有価証券上場規程第211条第 6項の規定に基づき、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準ずる、PwCあらた有限責任監査法人 の監査を受けております。
7.当社は2016年8月末日までに、「プラスチックリサイクル事業」を担っていた当社連結子会社の全株式の 譲渡を実施しました。その結果、2016年8月以降は、「プラスチックリサイクル事業」は当社グループの 業績には含まれません。
(2)提出会社の経営指標等
回次 第13期 第14期 第15期 第16期 第17期 決算年月 2012年5月 2013年5月 2014年5月 2015年5月 2016年5月 売上高 (千円) 1,085,154 930,844 1,457,965 1,236,530 2,154,026 経常利益 (千円) 17,504 65,705 499,085 166,653 1,526,351 当期純利益 (千円) 5,729 57,997 311,208 43,072 1,348,620 資本金 (千円) 909,625 1,190,000 1,190,000 1,190,000 1,660,250 発行済株式総数 (株) 36,710 40,477 4,047,700 4,047,700 4,377,700 純資産額 (千円) 1,900,722 2,508,093 2,819,301 2,862,374 5,151,494 総資産額 (千円) 2,414,844 3,328,371 5,596,908 8,016,527 12,295,120 1株当たり純資産額 (円) 51,776.69 61,963.42 696.52 176.79 294.19 1株当たり配当額
(円)
- - - - -
(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 156.07 1,562.73 76.89 2.66 83.26 潜在株式調整後1株当たり当期
純利益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 78.7 75.4 50.4 35.7 41.9 自己資本利益率 (%) 0.3 2.6 11.7 1.5 33.7
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) - - - - -
従業員数
(人)
32 31 38 43 54
(外、平均臨時雇用者数) (6) (25) (12) (14) (17)
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.第17期の期末以降、2016年9月16日付で新株予約権行使に伴う新株10,200株の発行が、また、2016年12月16 日付で株式分割(普通株式1株につき4株)が行われ、発行済株式総数は17,551,600株となっております。 3.2016年11月29日開催の取締役会決議により、2016年12月16日付で普通株式1株につき4株の株式分割を行っ ておりますが、第16期の期首に株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利 益金額を算定しております。
4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であ り、期中平均株価が算定できないため記載しておりません。
5.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
6.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(契約社員、パートタイマー、アルバイト、人材会社からの派遣 社員等契約期間の定めのある者を含む)は、年間の平均人数を( )外数で記載しております。
7.第16期及び第17期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1963年 大蔵省令第59号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の有価証券上場規程第211条第6項の規 定に基づき、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準じて、PwCあらた有限責任監査法人の監査を 受けております。
なお、第13期、第14期及び第15期の数値については、「会社計算規則」(2006年法務省令第13号)に基づき 算出されており、株式会社東京証券取引所の有価証券上場規程第211条第6項の規定に基づき、金融商品取 引法第193条の2第1項の規定に準ずる、PwCあらた有限責任監査法人の監査を受けておりません。 8.当社は、2014年4月28日付で普通株式1株につき100株の株式分割を行いましたが、第15期の期首に当該分
割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。 9.上記3及び8のとおり、当社は2014年4月28日付で普通株式1株につき100株、2016年12月16日付で普通株
式1株につき4株の株式分割を行っております。そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自 主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点 について」(2012年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第13期の期首に当該株式分割が行われたと仮 定して算定した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以下のとおりとなります。なお、第13
期、第14期及び第15期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、PwCあらた有限 責任監査法人の監査を受けておりません。
回次 第13期 第14期 第15期 第16期 第17期
決算年月 2012年5月 2013年5月 2014年5月 2015年5月 2016年5月 1株当たり純資産額 (円) 129.44 154.91 174.13 176.79 294.19 1株当たり当期純利益金額 (円) 0.39 3.91 19.22 2.66 83.26 潜在株式調整後1株当たり当期
純利益金額
(円) - - - - -
1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
- (-)
- (-)
- (-)
- (-)
- (-)
2【沿革】
当社は、株式会社リサイクルワンとして2000年5月に設立され、環境・エネルギー分野での調査・コンサルティング事 業を行っておりました。その後、2012年に再生可能エネルギー事業に参入し、現在は株式会社レノバとして再生可能エネ ルギー事業を総合的に行う独立系企業として運営しています。
当社グループの変遷は、以下のとおりです。
年月 事項
2000年5月 東京都港区赤坂において環境・エネルギー分野での調査・コンサルティング事業を目的とする株式 会社リサイクルワン(現当社)を資本金1,000万円で設立。
2001年7月 本社を東京都渋谷区桜丘町に移転。
2006年5月 プラスチックリサイクル事業への参入を目的として、株式会社エコスファクトリー(埼玉県)(譲 渡済み)及び株式会社グリーンループ(静岡県)(譲渡済み)を設立。
2008年4月 株式会社エコスファクトリー(譲渡済み)及び株式会社グリーンループ(譲渡済み)にて、容器包 装リサイクル業務を開始。
2008年6月 本社を東京都渋谷区渋谷に移転。
2012年5月 有限会社日泉の事業を、新設した株式会社日泉(譲渡済み)が吸収分割により承継。コンパウンド 業務を開始。
2012年10月 再生可能エネルギー事業に参入。
株式会社水郷潮来ソーラー(茨城県)、株式会社富津ソーラー(千葉県)、株式会社菊川石山ソー ラー(静岡県)及び株式会社菊川堀之内谷ソーラー(静岡県)(いずれも現連結子会社)を設立。 2013年12月 再生可能エネルギー事業への参入を踏まえ、当社の商号を現在の株式会社レノバに変更。
本社を現在の東京都千代田区大手町に移転。 2014年2月 株式会社水郷潮来ソーラーにて発電を開始。(*1) 2014年2月 九重ソーラー匿名組合(大分県)(現連結子会社)を組成。 2014年5月 那須塩原ソーラー匿名組合(栃木県)(現連結子会社)を組成。 2014年7月 株式会社富津ソーラーにて発電を開始。(*1)
2014年10月 瑞諾華股份有限公司(レノバ台湾)(中華民国台北市)(現連結子会社)を設立。 2014年11月 大津ソーラー匿名組合(現・持分法適用会社)を組成。
2015年2月 株式会社菊川石山ソーラー及び株式会社菊川堀之内谷ソーラーにて発電を開始。(*1) 2015年3月 ユナイテッドリニューアブルエナジー株式会社(秋田県)の株式を取得(現持分法適用会社)。 2015年5月 九重ソーラー匿名組合事業にて発電を開始。(*1)
2015年9月 那須塩原ソーラー匿名組合事業にて発電を開始。(*1)
2015年11月 軽米西ソーラー匿名組合(岩手県)(現持分法適用会社)を組成。 2016年4月 大津ソーラー匿名組合事業にて発電を開始。(*1)
2016年5月 ユナイテッドリニューアブルエナジー株式会社にて発電を開始。(*1)
2016年7月 「ミッション/経営理念」、「ビジョン/目指すべき企業の姿」及び「経営原則/レノバのコミッ トメント」を制定。(*2)
2016年8月 プラスチックリサイクル事業に含まれる株式会社エコスファクトリー、株式会社グリーンループ及 び株式会社日泉の全株式を譲渡し、再生可能エネルギー事業に特化。
2016年10月 軽米東ソーラー匿名組合(岩手県)(現持分法適用会社)を組成。
(*1) 各発電施設ごとに締結される工事等請負契約に定められている、各発電事業者に帰属する売電売上が計上され る日を発電開始としています。
(*2) 当社の「ミッション/経営理念」、「ビジョン/目指すべき企業の姿」及び「経営原則/レノバのコミットメ ント」は以下のとおりです。
■ ミッション/経営理念
グリーンかつ自立可能なエネルギー・システムを構築し枢要な社会的課題を解決する
■ ビジョン/目指すべき企業の姿
日本とアジアにおけるエネルギー変革のリーディング・カンパニーとなること
■ 経営原則/レノバのコミットメント
地球:人類と地球の、永遠の共生に貢献します
地域:歴史と文化を尊重し、新たな価値を共に創ります 顧客:経済的で環境にやさしいエネルギーを供給します 株主:株式価値を持続的に創出します
社員:有能な人材を集結し、エキサイティングな自己実現の機会を提供します
3【事業の内容】
当社グループは、大規模太陽光発電、バイオマス発電、陸上風力発電、洋上風力発電、地熱発電等の複数種類電源(マ ルチ電源)の発電所を開発し、所有・運営することを事業の目的としております。
当社グループは、(Ⅰ)長期に亘る再生可能エネルギー発電所の所有と当該発電所による売電(「再生可能エネルギー 発電事業」)及び(Ⅱ)新たな発電所の開発と運転開始済発電所の運営管理(「再生可能エネルギー開発・運営事業」) を主な事業として取り組んでおります。当社グループは、当社に加え、運転開始済の発電事業を運営する連結子会社6社 及び関連会社2社を中心に構成されております。
なお、当社グループの連結財務諸表の注記事項に掲げるセグメント情報においては、「再生可能エネルギー発電事 業」、「再生可能エネルギー開発・運営事業」及び「プラスチックリサイクル事業」の3つの報告セグメントに区分され ております。当社グループは、今後市場成長が期待され、かつ社会的意義の大きい再生可能エネルギー分野へ経営資源を 集中するべく、2017年5月期第1四半期に、「プラスチックリサイクル事業」を担う当社連結子会社の全株式の譲渡を実 施しました。本書提出日現在において当社グループは「プラスチックリサイクル事業」を行っておりません。
(1)概要
当社グループは「グリーンかつ自立可能なエネルギー・システムを構築し枢要な社会的課題を解決する」という 経営理念のもと、再生可能エネルギー発電所を開発し、所有・運営しております。再生可能エネルギーとは、エネ ルギー源として永続的に利用可能な太陽光、バイオマス、風力、地熱及び水力等の総称です。当社グループは、大 規模太陽光発電、バイオマス発電、陸上風力発電、洋上風力発電、地熱発電等のマルチ電源の発電事業を開発し運 営することを事業の目的としております。
(再生可能エネルギー業界の概観)
再生可能エネルギーの導入は世界的なエネルギー政策の潮流です。世界各国は再生可能エネルギーの導入に係る 取り組みを推進しており、世界の再生可能エネルギー発電設備の新規導入容量は2015年に過去最多の約147GWを記録 しました。(出典:REN21(Renewable Energy Policy Network for the 21st Century 本部:フランス・パリ)
「自然エネルギー世界白書 2016」(The Renewables 2016 Global Status Report))。
また、2015年末にはCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)において2020年以降の温暖化対策の国際枠 組みについて合意が得られたことにより、今後もグローバルで更なる再生可能エネルギーの導入が期待されます。 再生可能エネルギーは、国内で調達できることから資源の乏しい我が国のエネルギー自給率向上に資するととも に、温室効果ガスを排出しないことから温暖化対策に寄与するエネルギー源として近年注目されています。しかし ながら、我が国における総発電電力量に占める再生可能エネルギーの割合は、2013年において14%(水力を除くと 6%)と欧州主要国に比して遅れているのが現状です。
(主要国の発電電力量と発電電力量に占める各電源の割合(2013年))
出典:経済産業省・資源エネルギー庁「平成27年度エネルギーに関する年次報告」(IEA「Energy Balances 2015」を基に作成)より当社作成
このような世界的なエネルギー政策の潮流並びに2011年の東日本大震災及び福島第一原子力発電所における事故 を経て、日本政府は国内における再生可能エネルギーの導入拡大を目的とし、固定価格買取制度(FIT)(*1)を 導入しました。
(*1)固定価格買取制度(FIT):
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」(FIT法)に基づき、電気事業者(電 気事業法上に定義された、小売電気事業、一般送配電事業、送電事業、特定送配電事業、発電事業を営む事業 者の総称)が再生可能エネルギーで発電された電力を固定価格で買い取る制度です。太陽光、バイオマス、風 力、地熱及び水力等により発電された電力が当該制度に基づいて電気事業者に販売され、その販売単価は年度 毎に経済産業省・資源エネルギー庁の調達価格等算定委員会において定められます。電気事業者との受給契約
(売電契約)・系統連系契約(電力系統への接続契約)が締結された場合、一定期間(10kW以上太陽光・バイ オマス・風力・水力:20年間、地熱:15年間)に亘り設備認定手続き等に基づき適用される固定価格での電力 売買が行われます。また、2015年1月に、太陽光発電所や風力発電所等の自然変動電源による発電量が大幅に 増加した場合でも電力需給バランスを保ち、電力供給の安定化を図ることを目的とし、出力抑制ルールを拡充 する制度改定が行われております。出力抑制ルールに基づき、旧一般電気事業者(東京電力・北海道電力・東 北電力・北陸電力・中部電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力の総称)は、一定条件の もとで再生可能エネルギーを電源とする発電所による系統への送電電力の数量や質に制限を加えることができ ます。
FIT法に基づく再生可能エネルギー電源の買取期間及び買取価格は、下記表のとおりです。
(買取期間及び買取価格推移の抜粋)
電源 区分 買取期間
買取価格(1kWh当たり)
2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 太陽光 10kW以上 20年間 40円 36円 32円 29→27円 24円
風力
陸上 20年間 22円
洋上 20年間 - 36円
バイオマス
間伐材由来 20年間 32円
一般木質 20年間 24円
地熱 15MW未満 15年間 40円
小水力 1~30MW 20年間 24円
出典:経済産業省・資源エネルギー庁ウェブサイト
(注)1 kW(キロ・ワット)、MW(メガ・ワット)は電力の大きさを示す単位で、MWは千kW(キロ・ワット)又 は百万W(ワット)と同じ大きさを意味します。
2 買取価格は、各年度の期間内にFIT法に基づく要件を満たした再生可能エネルギー発電所の買取期間に 亘り適用される、固定の電力買取価格(消費税抜表示)を示しております。
3 表示年度は各年4月から翌年3月までの期間を意味しております。
4 2015年度の太陽光の買取価格は2015年6月までが29円、7月以降が27円と設定されております。 5 バイオマスの買取価格設定区分は下記のとおりです。
間伐材由来:国内発生の未利用間伐・主伐材
一般木質:製材端材、輸入材、パーム椰子殻、もみ殻、稲わら等
日本政府は2015年7月に「エネルギー・ミックス方針」を公表し、現在の再生可能エネルギー発電の比率を2030 年度までに22%~24%程度に高めることを目標として掲げました。このため、今後再生可能エネルギー発電市場の 更なる拡大が期待されております。なお、国内再生可能エネルギー発電市場の成長性は次のように見込まれており ます。
(国内再生可能エネルギー発電量(GWh/年))
太陽光 バイオマス 風力 地熱 水力発電
2013年度実績 11,400 17,600 5,200 2,600 84,900 2030年度政府目標 74,900
39,400~ 49,000
18,200
10,200~ 10,300
93,900~ 98,100 成長倍率 約6.6倍 約2.2~2.8倍 約3.5倍 約3.9~4.0倍 約1.1~1.2倍
(注)GWh(ギガ・ワット・アワー)は電力量を示す単位であり、千MWh(メガ・ワット・アワー)、百万kWh
(キロ・ワット・アワー)又は十億Wh(ワット・アワー)と同じ量を意味します。 出典:経済産業省・資源エネルギー庁「日本のエネルギー 2015年度版」
(再生可能エネルギー発電業界における主な事業者群及び当社グループの事業領域)
当社グループが事業を展開する再生可能発エネルギー発電業界は、①各種メーカーによる発電設備(太陽光パネ ル、タービン、ボイラー等)の製造、②開発事業者、AM事業者(*2)及びEPC事業者(*3)や施工業者による発 電所の建設、③運転開始済発電所による発電及び電力卸売、並びにAM事業者やO&M事業者(*4)による当該発電所 の運営・管理・保守、そして④小売電気事業者又は一般送配電事業者(*5)による電力小売の各事業に大別され ます。
上記②における事業者は発電所の建設工事に際して一般的に一括して収益を享受します。一方、③及び④におけ る事業者は発電所の長期に亘る発電及び売電に関与するため、一般的に複数年に亘り安定的に収益を享受します。
当社グループが手掛ける事業は(Ⅰ)超長期に亘る発電所の所有と当該発電所による売電(「再生可能エネルギ ー発電事業」)及び(Ⅱ)新たな発電所の開発と当該発電所の運営管理(「再生可能エネルギー開発・運営事 業」)であり、上記バリューチェーンにおいて下記のとおり位置づけられます。
(*2)AM事業者:
発電所の建設や運営においてアセットマネジメント(管理業務)を請け負う事業者のことを指しております。
(*3)EPC事業者:
発電所建設において、Engineering(設計)、Procurement(調達)及びConstruction(建設)を含む一連の工 程を請け負う事業者のことを指しております。
(*4)O&M事業者:
発電所の運営において、Operation(運転)及びMaintenance(維持)を請け負う事業者のことを指しておりま す。
(*5)小売電気事業者又は一般送配電事業者:
電気事業法第2条17項における小売電気事業者又は一般送配電事業者を指します。本書では主として電力需要 家又は卸売事業者に対して電力販売を行う事業者全般を意味しております。
(再生可能エネルギー発電バリューチェーンにおける主な事業者群)
(2)再生可能エネルギー発電事業
「再生可能エネルギー発電事業」は、当社の連結子会社及び関連会社が所有する再生可能エネルギー発電所が発 電した電力を、FITに則り小売電気事業者又は一般送配電事業者に販売する事業です。当社グループは「再生可能エ ネルギー開発・運営事業」において開発した発電所を連結子会社又は関連会社として長期に亘り所有し、当該発電 所の売電収入を「再生可能エネルギー発電事業」の収益として計上しております。FITに則った売電についてはFIT 法に基づき所定の買取期間に亘り売電価格が保証されるため、「再生可能エネルギー発電事業」は長期的に安定し た収益が見込まれます。
現在、当社グループは、大規模太陽光発電に関しては連結子会社6社と関連会社1社において、バイオマス発電 に関しては関連会社1社において発電・売電を行っております。現在の運転中の発電所の概要及び売電契約先の状 況は以下のとおりです。
(運転中の大規模太陽光発電一覧)(2016年12月31日時点)
出資先名称 事業者 住所
出資割合 (連結 区分)
出力 (MW)
買取価格 (1kWh 当たり)
発電開始 時期
売電契約先
株式会社 水郷潮来 ソーラー
同左
茨城県 潮来市
68.0% (連結)
14.8 40円
2014年 2月 (運転中)
東京電力エナジー パートナー株式会 社
ミツウロコグリー ンエネルギー株式 会社
株式会社 富津ソーラー
同左
千葉県 富津市
51.0% (連結)
40.4 40円
2014年 7月 (運転中)
東京電力エナジー パートナー株式会 社
ミツウロコグリー ンエネルギー株式 会社
株式会社 菊川石山 ソーラー
同左
静岡県 菊川市
63.0% (連結)
9.4 40円
2015年 2月 (運転中)
中部電力株式会社 ミツウロコグリー ンエネルギー 株式会社 株式会社
菊川堀之内谷 ソーラー
同左
静岡県 菊川市
61.0% (連結)
7.5 40円
2015年 2月 (運転中)
中部電力株式会社 ミツウロコグリー ンエネルギー株式 会社
九重ソーラー 匿名組合事業
合同会社 九重 ソーラー
大分県 玖珠郡 九重町
100.0% (連結)
25.4 40円
2015年 5月 (運転中)
九州電力株式会社 ミツウロコグリー ンエネルギー株式 会社
那須塩原 ソーラー 匿名組合事業
合同会社 那須塩原 ソーラー
栃木県 那須塩原 市
100.0% (連結)
24.8 40円
2015年 9月 (運転中)
東京電力エナジー パートナー株式会 社
ミツウロコグリー ンエネルギー株式 会社
大津ソーラー 匿名組合事業
合同会社 大津 ソーラー
熊本県 菊池郡 大津町
38.0% (持分法)
19.0 36円
2016年 4月 (運転中)
九州電力株式会社 ミツウロコグリー ンエネルギー株式 会社
(注)1 出力はモジュールベース(太陽電池モジュール最大出力の和)の設備容量表記です。
2 買取価格は、売電先との実際の契約価格ではなく、各年度の期間内にFIT法に基づく要件を満たした再 生可能エネルギー発電所の買取期間(20年間)に適用される、固定の電力買取価格(消費税抜表示)を 示しております。
3 当社は大津ソーラー匿名組合事業に関して、他の出資者(共同スポンサー)と出資を行っております。 当社は2016年12月31日現在において、「合同会社大津ソーラーに係る匿名組合出資持分等の譲渡に関す る覚書」に基づき共同スポンサーが保有する匿名組合出資持分(31%)を買い増す権利を有しており、 2020年2月26日以降に残る共同スポンサーが保有する匿名組合出資持分(31%)買い増す権利を有して おります。
(運転中のバイオマス発電所一覧)(2016年12月31日時点)
出資先名称 事業者 住所
出資割合 (連結区分)
出力 (MW)
買取価格 (1kWh 当たり)
発電開始 時期
売電契約先
ユナイテッド リニューアブ ル
エナジー 株式会社
同左
秋田県 秋田市
30.8% (持分法)
20.5
間伐材等由 来の木質バ イオマス32 円及び一般 木質バイオ マス24円
2016年 5月
(運転 中)
東北電力株式会社 ミツウロコグリー ンエネルギー 株式会社
(注)1 出力は発電端出力ベースの表記です。
2 買取価格は、売電先との実際の契約価格ではなく、各年度の期間内にFIT法に基づく要件を満たした再 生可能エネルギー発電所の買取期間(20年間)に適用される、固定の電力買取価格(消費税抜表示)を 示しております。
(3)再生可能エネルギー開発・運営事業
「再生可能エネルギー開発・運営事業」は、再生可能エネルギー発電所のデベロッパーとして、新しい発電所の 企画・開発及び建設管理を行い、その後の運営・管理も行う事業です。各再生可能エネルギー発電所は前述の「再 生可能エネルギー発電事業」を行う当社の連結子会社又は関連会社により所有され、「再生可能エネルギー開発・ 運営事業」を行う当社及び当社の連結子会社により開発・運営・管理されております。
当社グループの一般的な事業開発・運営スキームの例示は以下のとおりです。当社はプロジェクトを遂行するSPC
(*6)を設立し、限られた資金制約のなかで複数のプロジェクトへの投資を実現させるため、共同事業者による 出資を募ります。当該SPCは事業者として自治体許認可の取得、地権者と土地賃借・売買契約の締結、金融機関から の資金調達及びEPC事業者との工事契約締結等を行い、再生可能エネルギー発電所を建設します。再生可能エネルギ ー発電所の運転開始後、SPCは発電した電気を小売電気事業者又は一般送配電事業者に売電し、売電から得たキャッ シュ・フローを原資として金融機関からの借入を返済し、余剰キャッシュを当社及び共同事業者に分配します。ま た、SPCの設立当初は、財務的な要因等からSPCへの出資比率を持分法適用水準とし、SPCが再生可能エネルギー発電 所の運転開始後の売電による安定したキャッシュ・フローを計上できる段階から、順次出資比率を高め、SPCを連結 子会社化する方針を有しております。発電所の保守・運営業務はO&M事業者が行い、SPCの運営管理は当社グループ のAM事業者が行います。
(事業開発・運営スキームの例示)
(*6)SPC:
特別目的会社(Special Purpose Company)のことを指しております。当社グループでは基本的に発電所毎に共 同事業者が異なること、またプロジェクトファイナンスを行う上でリスク分散を図ることを理由として、発電 所を立ち上げる毎にSPCを設立し、当該SPCに発電所を所有させております。なお、当社グループにおいてはSPC を株式会社として設立して株式による出資を行う場合に加え、SPCを会社法上の合同会社(GK)として設立して 商法上の匿名組合(TK)として営業者に出資を行う場合(TK-GKスキーム)があります。TK-GKスキームの主な 特徴としては匿名組合員が有限責任であること及び営業者であるSPCの段階で法人税課税が発生せず、匿名組合 員に直接課税されることが挙げられます。
「再生可能エネルギー開発・運営事業」は当社が主導又は参画して開発する再生可能エネルギー発電所の開発成 功時に発電所を所有する当社の子会社や関連会社から支払われる報酬(事業開発報酬(*7))、発電所の建設・ 運営管理に係る報酬(運営管理報酬(*8))及び発電所を所有することに伴う収益(*9)を売上としていま す。年間の事業開発報酬の総額は新規発電所の開発状況により変化し、年によっては「再生可能エネルギー開発・ 運営事業」における他の収益に比べて多額となることがあります。そのため「再生可能エネルギー開発・運営事 業」の業績は、「再生可能エネルギー発電事業」と異なり大きく変動する傾向にあります。
(*7)事業開発報酬:
再生可能エネルギー発電所に係る土地確保、主要な融資関連契約の締結及び主要なプロジェクト関連契約の 締結等をもって開発支援に係る役務の提供を完了とみなし、役務提供の完了をもって概ね開発規模に応じて支 払われる報酬です。なお子会社や関連会社に対する当社の持分に相当する事業開発報酬については、連結決算 上は連結グループ内取引として連結消去されております。
(*8)運営管理報酬:
発電所建設の工程管理、決算及び金融機関へのレポーティング等の業務に代表され、発電所の建設期間及び 売電期間に亘り支払われる報酬です。なお子会社や関連会社に対する当社の持分に相当する運営管理報酬につ いては、連結決算上は連結グループ内取引として連結消去されております。
(*9)発電所を所有することに伴う収益:
「再生可能エネルギー発電事業」に属するSPCが株式会社として運営されている場合は、当該SPCから当社へ 支払われた配当金については当社単体の営業外収益に計上され、またこれはセグメント間取引として「再生可 能エネルギー開発・運営事業」のセグメント利益に反映されます。
また「再生可能エネルギー発電事業」に属するSPCが匿名組合として運営されている場合は、当該SPCで計上 された利益のうちの当社出資割合分相当額についてその発生年度に匿名組合分配益として当社単体の売上高に 計上し、一方損失が発生した場合は、その損失のうちの当社出資割合分相当額を匿名組合分配損として当社単 体の販売費及び一般管理費へ計上しております。これらもセグメント間取引として「再生可能エネルギー開 発・運営事業」のセグメント利益に反映されます。
なお、これらセグメント利益に反映された株式会社SPCからの配当金及び匿名組合SPCからの分配損益につい ては、連結決算上は連結グループ内取引として連結消去されます。
(当社グループのセグメント間取引の例示)
(事業開発から運転開始までの流れの概要と当社の役割)
再生可能エネルギー発電所の事業開発から運転までの流れは、案件候補の「開拓」、土地確保・発電所の設計・ 許認可取得等の「開発」、出資・融資両面での「資金調達」、発電所の「工事」及び「運転・所有」に大別されま す。当社グループは、この再生可能エネルギー発電所開発の一連のプロセスにおいて「開拓」から「工事」までに おける案件設計、協力業者や資金調達元の選定・交渉やプロセス全般の指揮・監督といった上流領域を内製化して おります。次の図は再生可能エネルギー発電所の事業開発における一般的なプロセスを図示しております。
(再生可能エネルギー発電所の事業開発における一般的なプロセス)
(注)上記は開発プロセスの例示であり、案件によって異なります。また、案件によっては「②開発」における一 部のプロセスが「③資金調達」における融資実行の前提条件となる場合もあります。
「開拓」段階において、当社は案件候補の事業性評価を行い、有望案件を選別します。主な評価事項は地権者・ 地域関係者から同意取得の蓋然性、許認可取得の蓋然性、当社の開発基準に見合った収益性の確保、事業リスクの 評価及び資金調達の蓋然性等です。当社は創業以来取り組んできた1,000件以上に及ぶ環境・エネルギー分野におけ る調査・コンサルティングの実績や、環境関連の人的・情報ネットワークを活用して新規案件開拓に取り組んでお ります。
一定の事業性が認められた案件については、「開発」段階に進み、より詳細な検証を行うと同時に地権者協議、 設計・電力会社協議及び許認可取得を進めてまいります。なお、風力及び地熱案件においては当該検証と同時に資 源量調査を行います。風力案件においては、風況ポールを設置して一定期間に亘る風の状況を分析することにより 事業性を評価します。地熱案件においては、地表調査及び掘削調査により資源量を推計して事業性を評価します。 また、当該検証において事業性がより高まったと判断し、かつ法令や条例により環境アセスメントの実施が定めら れる場合には、環境アセスメント(*10)を実施して開発を推進します。
当社は再生可能エネルギー発電所の立ち上げ・運営に必要な知見・技術・プロジェクトマネジメントのノウハウ を有する専門人材を擁しています。また、大手企業グループの系列に属さない独立系の事業者として、案件毎に多 様な事業パートナーと連携して事業開発を推進しております。再生可能エネルギー事業は、発電所の立地する地域 の自然環境資源を活用して行うものであり、地域社会に対する配慮及び地域環境への最大限の配慮の上で開発して いくものです。法令や条例で定められた許認可や環境アセスメントの実施のみならず、地域社会との対話や貢献、 地域環境への配慮を重視しながら開発を進めていくことも、当該業務における当社事業開発の特徴のひとつです。
「開発」が終盤に差し掛かった時点で、共同出資者を募り、プロジェクトファイナンスを組成する「資金調達」 を実施します。当社は、再生可能エネルギー発電所のプロジェクトファイナンスにおいて、ハイレバレッジのファ イナンス組成を実現しており、再生可能エネルギー事業においてこれまでに累計94,310百万円のプロジェクトファ イナンス組成実績(連結子会社及び持分法適用会社における約定ベース)があります。なお、上述の事業開発報酬 は本段階における主要な融資関連契約及びプロジェクト関連契約の締結に伴い発生します。
「資金調達」後は「工事」、「運転・所有」段階に進みます。当社は発電所の工事自体はEPC事業者に委託し、大 規模の案件を多数立ち上げて運営しているノウハウを活かして発電所建設の指揮・監督を行います。なお、上述の 運営管理報酬は本段階以降継続的に発生します。また、当社は運転開始後、長期に亘り発電所を所有・運営する方 針です。当社グループは長期に亘る事業と地域へのコミットメントを示して各ステークホルダーからの信頼を醸成 し、次なる案件開拓に繋げてまいります。
(*10)環境アセスメント:
1997年6月に制定された環境影響評価法(環境アセスメント法)は、道路、ダム、鉄道、空港、発電所等13種 類の事業において環境アセスメントの手続きを行うことを定めております。環境アセスメントにおいては、
「環境の自然的構成要素の良好な状態の保持」(大気環境、水環境及び土壌環境・その他の環境)、「生物の 多様性の確保及び自然環境の体系的保全」(植物、動物及び生態系)、「人と自然との豊かな触れ合い」(景 観及び触れ合い活動の場)、「環境への負荷」(廃棄物及び温室効果ガス等)の中から対象事業の性質に応じ て適切な環境要素が選定され、事業者自らが調査・予測・評価を行ってまいります。
(開発中の案件)
当社の開発中の案件に係る進捗評価基準は次のとおりです。案件の進捗度合いに応じて、①ファイナンス関連契 約及びプロジェクト関連契約が締結され発電所工事に着手済の「建設中案件」、②開発が一定程度進捗している
「推進中案件」及び③当社の経営会議にて一定の事業性が確認され、経営資源を投下の上での事業開発の推進が認 められた「初期検討案件」と分類しております。案件開発が成功し各発電所の運転開始に至る確率は、①建設中案 件が最も高く、②推進中案件は今後の開発進捗に伴い計画の変更又は中止となる可能性もあり、③初期検討案件は 今後の調査検討に伴い中止となる可能性が相応にあります。
なお、開発中の案件は当社が主導して開発を実施し、SPCに対する出資持分についても当社が筆頭の出資者となる
「当社主導」案件と、パートナー企業と共同で事業を開発する「共同推進」案件に分類しております。
①建設中案件 ②推進中案件 ③初期検討案件
太陽光
・ローン契約 締結済
・工事着手済
・主要な地権者・ 地域及びその他 関係者同意取得 済
・環境アセスメン ト開始済(必要 のある場合)
・設備認定取得済
・事業性に関する一定 の社内確認済 バイオマス
・燃料調達等の実現可能性 確認済
風力
・風況観測による資源量確 認済
地熱
・地表調査及び掘削調査に よる資源量確認済
(開発中の案件一覧 ①建設中案件)(2016年12月31日時点)
出資先名称 事業者 住所
出資割合 (連結区
分)
出力 (MW)
買取価格 (1kWh 当たり)
建設着手時期 売電契約先
軽米西 ソーラー 匿名組合事業
合同会社 軽米西 ソーラー
岩手県 九戸郡 軽米町
38.0% (持分法)
48.0 36円
2016年3月
(建設中)
東北電力株式会社
軽米東 ソーラー 匿名組合事業
合同会社 軽米東 ソーラー
岩手県 九戸郡 軽米町
38.5% (持分法)
80.8 36円
2016年12月
(建設中)
東北電力株式会社
(注)1 太陽光の出力はモジュールベース(太陽電池モジュール最大出力の和)の設備容量表記です。 2 買取価格は、売電先との実際の契約価格ではなく、各発電設備に対してFIT法に基づき適用されている
固定買取価格(消費税抜表示)を示しております。
3 当社は軽米西ソーラー匿名組合事業に関して、他の出資者(共同スポンサー)と出資を行っておりま す。当社は2016年12月31日現在において、「合同会社軽米西ソーラーに係る匿名組合出資持分等の譲渡 に関する覚書」に基づき発電所竣工後2年間に亘り段階的に共同スポンサーの匿名組合出資持分
(62.0%)を買い増す権利を有しております。なお、当発電所の竣工は2019年7月を予定しております が、工事の進捗により前後する可能性があります。
4 当社は軽米東ソーラー匿名組合事業に関して、他の出資者(共同スポンサー)と出資を行っておりま す。当社は2016年12月31日現在において、「合同会社軽米東ソーラーに係る匿名組合出資持分等の譲渡 に関する覚書」に基づき発電所竣工後1年間に亘り段階的に共同スポンサーの匿名組合出資持分
(61.5%)を買い増す権利を有しております。なお、当発電所の竣工は2019年12月を予定しております が、工事の進捗により前後する可能性があります。
5 軽米西ソーラー及び軽米東ソーラーは「当社主導」案件です。
(開発中の案件一覧 ②推進中案件)(2016年12月31日時点)
地域/電源
出力(MW)
(予定)
買取価格 (1kWh当たり)
環境 アセスメント
案件形態
(当社主導/ 共同推進) 三重県四日市
(太陽光)
20程度 36円 必要あり 当社主導
(注)1 太陽光の出力はモジュールベース(太陽電池モジュール最大出力の和)の設備容量表記です。なお、出 力規模は今後の詳細設計に伴い変動する可能性があります。
2 買取価格は、売電先との実際の契約価格ではなく、各発電設備に対してFIT法に基づき適用されている 買取価格(消費税抜表示)を示しております。
(開発中の案件 ③初期検討案件)(2016年12月31日時点)
当社は大規模太陽光発電、バイオマス発電、陸上風力発電、洋上風力発電及び地熱発電の電源毎に専属チームを 立ち上げ、電源毎に複数案件の事業開発を日本全国で進めております。これらの事業開発には当社が主導で開発を 進めている案件に加え、事業パートナーと共同で推進している案件もあります。
大規模太陽光発電に関しては、設備認定取得済みの複数の案件の開発を進めております。
バイオマス発電に関しては、株主、事業パートナー、地方行政及び取引銀行等とのネットワークを活用して案件 の開拓を推進しており、現在、環境アセスメントの必要がある案件及び無い案件それぞれ複数の案件の開発を進め ております。
陸上風力発電に関しては、当社は福島復興風力株式会社のコンソーシアムに参画しており、共同パートナーと共 に福島県内5市町村に跨る大規模風力発電事業の開発を推進しております。また、その他にも、風速を測定するた めの風況ポールを全国複数箇所に設置し、陸上風力発電及び洋上風力発電を開発しております。
地熱発電に関しては、当社は北海道函館市及び熊本県南阿蘇村の2箇所で地熱資源調査を実施しており、両プロ ジェクトはJOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)による地熱資源開発調査事業(*11)に採択 されております。北海道函館市のプロジェクトは当社主導で開発を推進しております。熊本県南阿蘇村のプロジェ クトについては共同パートナーと共にプロジェクトの開発を進めており、2016年4月の熊本県を震央とする震災発 生以降は地元の復興を支援しながら開発を継続しております。また、他にも複数の案件の開発を進めております。
(*11)地熱資源開発調査事業:
国内法人が国内において地熱資源調査を行う場合に、調査費の一部(地質調査・物理探査・地化学調査等に関 する経費や坑井掘削調査等に関する経費)についてJOGMECを通じて助成金が交付される支援制度を指します。 当社は北海道函館市の地熱プロジェクトでは2015年6月に当該助成金を取得し、2015年6月から2016年2月ま でに地表調査を実施しました。また、2016年10月にも掘削調査に向け同助成金を取得しました。熊本県南阿蘇 村の地熱プロジェクトでは、2015年11月に同助成金を取得し、2015年11月から2016年2月までに地表調査を実 施しました。
本章にて述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。
(事業の主な系統図)
(注) 2016年12月31日現在において事業を営んでいない関係会社(軽米西ソーラー匿名組合事業、軽米東ソーラ ー匿名組合事業及び瑞諾華股份有限公司(レノバ台湾)等)は、上記事業系統図には記載しておりませ ん。
4【関係会社の状況】
(2016年5月31日現在)
名称 住所
資本金 (千円)
主要な事業の 内容
(注)1
議決権の所 有(被所有) 割合又は出 資割合(%)
(注)2
関係内容
(連結子会社)
株式会社水郷潮来ソーラ ー
(注)3.4
茨城県潮来市 207,500
再生可能エネル ギー発電事業
所有割合 58.0
太陽光発電所の運営支援。 スポンサーサポート契約の 締結。担保の提供。役員の 兼任あり。
株式会社富津ソーラー
(注)5.6
千葉県富津市 607,500
再生可能エネル ギー発電事業
所有割合 51.0
太陽光発電所の運営支援。 スポンサーサポート契約の 締結。担保の提供。役員の 兼任あり。
株式会社菊川石山ソーラ ー
(注)7
静岡県菊川市 90,000
再生可能エネル ギー発電事業
所有割合 63.0
太陽光発電所の運営支援。 スポンサーサポート契約の 締結。担保の提供。 株式会社菊川堀之内谷ソ
ーラー
(注)7
静岡県菊川市 90,000
再生可能エネル ギー発電事業
所有割合 61.0
太陽光発電所の運営支援。 スポンサーサポート契約の 締結。担保の提供。 九重ソーラー匿名組合事
業
大分県玖珠郡 九重町
-
再生可能エネル ギー発電事業
出資割合 100.0
- 那須塩原ソーラー匿名組
合事業
(注)8
栃木県那須塩 原市
-
再生可能エネル ギー発電事業
出資割合 50.0
-
瑞諾華股份有限公司
(通称 レノバ台湾)
(注)2
中華民国 台北市
300
(千新台湾 ドル)
再生可能エネル ギー発電事業
所有割合 100.0
中華民国(台湾)における 再生可能エネルギー発電事 業に係る管理。資金の貸 付。役員の兼任あり。
株式会社レノバ・アセッ ト・マネジメント
東京都千代田 区
9,500
再生可能エネル ギー開発・運営 事業
所有割合 100.0
再生可能エネルギー発電事 業に関する施設運営・管理 の経営運営支援。バックオ フィスサービスの提供。役 員の兼任あり。
株式会社エコスファクト リー
(注)6.9
埼玉県本庄市 90,000
プラスチックリ サイクル事業
所有割合 90.0
容器包装リサイクル関連事 業の企画・立上に係る包括 的な支援。経営指導・業務 委託契約に基づく経営指導 料、業務委託料の受取。役 員の兼任あり。
株式会社グリーンループ
(注)6.9
静岡県菊川市 90,000
プラスチックリ サイクル事業
所有割合 88.8
容器包装リサイクル関連事 業の企画・立上に係る包括 的な支援。経営指導・業務 委託契約に基づく経営指導 料、業務委託料の受取。役 員の兼任あり。
株式会社日泉
(注)9
茨城県常総市 90,001
プラスチックリ サイクル事業
所有割合 80.0
プラスチックコンパウンド 関連事業の企画・立上に係 る包括的な支援。業務委託 契約に基づく業務委託料の 受取。資金の貸付。役員の 兼任あり。
名称 住所
資本金 (千円)
主要な事業の 内容
議決権の所 有(被所有) 割合又は出 資割合(%)
関係内容
(持分法適用非連結子会社及び関連会社) 大津ソーラー匿名組合事
業
熊本県菊池郡 大津町
-
再生可能エネル ギー発電事業
出資割合 38.0
- 富士見ソーラー匿名組合
事業
(注)10
東京都千代田 区
-
再生可能エネル ギー発電事業
出資割合 100.0
-
ユナイテッドリニューア ブルエナジー株式会社
秋田県秋田市 2,000,000
再生可能エネル ギー発電事業
所有割合 30.8
バイオマス発電所の経営管 理支援。スポンサーサポー ト契約の締結。担保の提 供。
軽米西ソーラー匿名組合 事業
岩手県九戸郡 軽米町
-
再生可能エネル ギー発電事業
出資割合 38.0
- 福海風力發電股份有限公
司
(注)2.11
中華民国彰化 縣
261,540
(千新台湾 ドル)
再生可能エネル ギー発電事業
所有割合 35.0 (35.0)
-
(注)1.「主要な事業の内容」欄において、セグメントの名称を記載しております。
2.「議決権の所有(被所有)割合又は出資割合」欄において、株式会社については議決権の所有割合、匿名組合 事業については匿名組合出資金の出資割合を記載しております。なお、瑞諾華股份有限公司(レノバ台湾) 及び福海風力發電股份有限公司は、株式会社であるため議決権の所有割合を記載しております。( )内 は、間接所有割合で内数です。
3.2016年8月30日をもって、資本金90,000千円に減資しております。
4.当社は2016年9月29日に、株式会社水郷潮来ソーラーの株式を追加取得したことにより、提出日の前月末現 在(2016年12月31日)の議決権の所有割合は68.0%になっております。
5.2016年8月30日をもって、資本金90,000千円に減資しております。
6.最近連結会計年度における連結売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)に占める割合が10%を超えて いる当社連結子会社の主要な損益情報等は次のとおりです。
(1)株式会社富津ソーラー
①売上高 872,938千円
②経常利益 248,069千円
③当期純利益 180,631千円
④純資産額 583,752千円
⑤総資産額 12,587,645千円
(2)株式会社エコスファクトリー
①売上高 1,189,122千円
②経常利益 162,757千円
③当期純利益 202,192千円
④純資産額 953,240千円
⑤総資産額 2,463,393千円
(3)株式会社グリーンループ
①売上高 1,607,831千円
②経常利益 328,200千円
③当期利益 209,532千円
④純資産額 503,958千円
⑤総資産額 1,873,084千円
7.2016年9月1日をもって、役員の兼任が生じております。
8.当社は2016年6月16日に、那須塩原ソーラー匿名組合事業の持分を買い増したことにより、提出日の前月末 現在(2016年12月31日)における出資割合は100.0%となっております。
9.当社は2016年7月に、これまで当社グループ内で「プラスチックリサイクル事業」を担っていた当社連結子 会社の全株式の譲渡を決定しており、2016年8月末日までに当該譲渡を実施しました。従って、提出日の前 月末現在(2016年12月31日)において、これらは当社の連結子会社ではありません。
10.開発に対し地域関係者の同意を得られにくくなっていること及び2016年6月にFIT法の改正が公布されたこ と等から当初想定していた収益の確保が困難となったことを踏まえ、2016年11月の当社取締役会においてそ の開発中止を決議いたしました。
11.2016年8月31日をもって、実質的な影響力が認められなくなったため、持分法適用の範囲から除外しており ます。
12.当社は2016年10月21日に、「再生可能エネルギー発電事業」を主要な事業とする軽米東ソーラー匿名組合事 業(岩手県九戸郡軽米町)に出資し、提出日の前月末現在(2016年12月31日)における出資割合が38.5%と なっていることから、持分法適用関連会社としております。
なお、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
2016年12月31日現在
セグメントの名称 従業員数(人)
再生可能エネルギー発電事業 1 (1)
再生可能エネルギー開発・運営事業 69 (11)
合計 70 (12)
(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出 向者を含む。)であり、臨時雇用者数(アルバイト、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間の 平均人員を( )外数で記載しております。
2.当社グループは上記セグメントのほか、「プラスチックリサイクル事業」セグメントを有しておりました が、2016年7月に「プラスチックリサイクル事業」を担っていた当社連結子会社の全株式の譲渡を決定して おり、2016年8月末日までに当該譲渡を実施しました。当該連結子会社の株式譲渡に伴い、「プラスチック リサイクル事業」に従事していた従業員が101名減少しております。
(2)提出会社の状況
2016年12月31日現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
65(10) 41.3 4.3 9,685,370
セグメントの名称 従業員数(人)
再生可能エネルギー発電事業 - (-)
再生可能エネルギー開発・運営事業 65 (10)
合計 65 (10)
(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数(アルバイト、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間における平均人員を( )外数で 記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3)労働組合の状況
当社グループには労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
第17期連結会計年度(自 2015年6月1日 至 2016年5月31日)
当連結会計年度におけるわが国の経済は、上半期においては、政府の各種経済対策の効果を背景に、企業業績や 雇用情勢の改善傾向が続き、緩やかな回復基調で推移しました。しかし、2016年1月以降は円高・株安が進行し、 マイナス金利が導入される等、先行きの不透明感が強まっております。
再生可能エネルギー業界においては、2015年7月に経済産業省・資源エネルギー庁が「長期エネルギー需給見通 し」を公表しており、2030年度には、国内総発電量に占める再生可能エネルギー発電の割合を22~24%とする目標 が示されました。この目標達成に向けて、引き続き再生可能エネルギー発電設備の新設が活発に行われておりま す。一方で、固定価格買取制度(FIT)(*1)の導入以降、太陽光発電所の設備認定が急激に増加したことに起 因して電力系統の容量不足が発生し、再生可能エネルギーの出力抑制ルールが拡充されました。また、2016年6月 には未稼働案件の発生を踏まえた新認定制度の創設や再生可能エネルギー電源のコスト効率的な導入等を企図した 改正FIT法が公布され、同法は2017年4月1日より施行されます。しかし、総体的に政府の再生可能エネルギー導 入に対する支援姿勢は継続しており、今後も、太陽光発電に加え、相対的に開発が遅れているバイオマス発電、風 力発電、地熱発電等の電源を中心として、国内再生可能エネルギー市場はより一層拡大していく見通しです。
(*1)固定価格買取制度(FIT):
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」(FIT法)に基づき、電気事業者
(電気事業法上に定義された、小売電気事業、一般送配電事業、送電事業、特定送配電事業、発電事業を営む 事業者の総称)が再生可能エネルギーで発電された電力を固定価格で買い取る制度です。太陽光、バイオマ ス、風力、地熱及び水力等により発電された電力が当該制度に基づいて電気事業者に販売され、その販売単価 は年度毎に経済産業省・資源エネルギー庁の調達価格等算定委員会において定められます。電気事業者との受 給契約(売電契約)・系統連系契約(電力系統への接続契約)が締結された場合、一定期間(10kW以上太陽 光・バイオマス・風力・水力:20年間、地熱:15年間)に亘り設備認定手続き等に基づき適用される固定価格 での電力売買が行われます。また、2015年1月に、太陽光発電所や風力発電所等の自然変動電源による発電量 が大幅に増加した場合でも電力需給バランスを保ち、電力供給の安定化を図ることを目的とし、出力抑制ルー ルを拡充する制度改定が行われております。出力抑制ルールに基づき、旧一般電気事業者(東京電力・北海道 電力・東北電力・北陸電力・中部電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力の総称)は、一 定条件のもとで再生可能エネルギーを電源とする発電所による系統への送電電力の数量や質に制限を加えるこ とができます。
このような環境の中、当社グループにおいては、2014年度以前に設備認定を受けた買取価格1kWh当たり40円の 大規模太陽光発電の発電所建設が進展し、新たに50.2MW(モジュールベースの発電容量)の大規模太陽光発電(九 重ソーラー匿名組合事業、那須塩原ソーラー匿名組合事業)が当連結会計年度中に運転開始しております。
なお、2016年4月(当社連結会計年度(*2)としては翌年度の2017年5月期)には、熊本県菊池郡大津町にお いて買取価格が1kWh当たり36円で19.0MW(モジュールベースの発電容量)の大規模太陽光発電(大津ソーラー匿 名組合事業)が運転を開始しています。これにより、当社が開発を主導し運転を開始している連結子会社及び関連 会社が有する太陽光発電所は、前述の大津ソーラー匿名組合事業を含めると合計出力141.2MW(モジュールベース の発電容量)であり、当社グループの太陽光発電所は、順調に発電を行っております。
また、2016年5月(当社連結会計年度としては翌年度の2017年5月期)から、秋田県秋田市のバイオマス発電所
(ユナイテッドリニューアブルエナジー株式会社)が運転を開始し、太陽光以外の再生可能エネルギー電源として 発電を開始しました。
更に2015年11月に、岩手県九戸郡軽米町において実施される大規模太陽光発電(軽米西ソーラー匿名組合事業、 発電容量48.0MW)への出資を行い、現在、運転開始に向けて順調に工事が進んでおります。
上記に加えて、バイオマス発電、風力発電、地熱発電といった再生可能エネルギー電源の多角化を図るべく、開 発人員を増員して事業開発に注力してまいりました。